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ニュージーランドのコロナ対策体験記、強制隔離の実態とは!

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ニュージーランドのコロナ対策

今回はニュージーランド在住のこの僕が
執筆時、正に現在進行形で体験している

ニュージーランドのコロナ対策について
その体験を元に勝手に紹介してみますね

現在世界中の国を巻き込んで人類史上で
最大のパンデミックを引き起こしている
コロナウイルス(NZではCOVID-19)

※COVIDとはCorona virus diseaseの略

政治、経済から働き方、地域社会、人間
関係に至るまで、といいますか?

もはやありとあらゆるジャンルに影響を
及ぼしているこのコロナウイルスですが

日本でも全都道府県が対象となっている
緊急事態宣言などの大きな対応から

各地方自治体、各家庭などで実施される
細かなコロナ対策まで

実に様々な情報がメディアやSNS を通し
あなたに伝わってると思います

ただ、毎日伝わってる日本の状況と比べ
米国でトランプ大統領がどうしたとか?
英国で、中国で、ロシアで、韓国でなど

日本は勿論、他国でも今一体どんな事が
起こってるのか?気になってる人もいる
と思うんです ( ̄▽ ̄)。o0○

ニュージーランドのコロナのニュース

で・・・ニュージーランド!

オーストラリアのニュースはたまに見る
ことがあっても?

ニュージーランドの事はコロナの対策や
被害など、ほとんど伝わってこないのが
実情だと思います 笑 (///∇///)

そこで!このコロナウイルス騒動の渦中
まさに日本に一時帰国していた僕が

まずニュージーランド政府がコロナ対策
として実施した内容を時系列で紹介し

更にロックダウン後ニュージーランドに
日本から綱渡りで帰国したものの・・・

強制隔離されて過ごした一連の隔離生活
についても紹介いたしますね ( ̄▽ ̄)

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ニュージーランドのコロナ対策とロックダウン

ニュージーランドのコロナ対策の推移

まず僕の強制隔離生活の実態のその前に
ニュージーランドのロックダウンのこと
政府のコロナ対策について紹介しますね

ニュージーランド政府はコロナウイルス
による死者がまだ一人も出てない時点で

今回のロックダウン、いわゆるアラート
レベル4という最大級の緊急事態宣言を
実行に移しました!

ニュージーランド政府がロックダウンを宣言

まずはその推移について大まかな概要を
時系列で下記に紹介いたします

●2020.1.31

新型のコロナウイルスの診断基準に合致
する初の疑い症例がオークランドで確認

●2020.2.2

中国本土からの外国人渡航者(中国本土
でのトランジットした渡航者を含む)に
NZへの入国を制限する暫定措置を発表

※ニュージーランド国民、永住権保持者
 及びその家族は引き続き中国本土から
 入国が認められてるいが中国を離れて
 14日間は自主隔離

●2020.2.24

25日以降、クルーズ船『ダイアモンド・
プリンセス号』の乗客及び乗組員」等も
NZへの入国を制限する措置を発表

ニュージーランドでコロナウイルス発覚

●2020.2.28

ニュージーランド保健省はNZにおいて
新型コロナウィルスの初の感染例が確認
されたと発表

感染者は60代NZ市民でエミレーツ航空
にてイランを出発後バリ経由で今月26日
オークランドに到着し,入院,隔離中

●2020.3.15

ニュージーランド政府は日本をふくめた
全世界からの入国者に対しNZへ入国後
14日間の自主隔離を求める措置を導入

※同措置は外国から帰国したNZ市民や
 NZの居住者にも適用されるが太平洋
 島嶼国から入国する者は適用されない

●2020.3.16

ニュージーランド航空はオークランド向
成田便及び関空便を3月30日から6月30日
まで運休することを決定

※この時点でNZ国内における新型
 コロナウイルス感染例は累計8件

ニュージーランド航空が運休を決定

●2020.3.18

オーストラリア政府は海外の渡航情報を
レベル4(4段階中の最高レベルである
「Do not travel」)に引き上げ

※NZ国内における新型コロナウイルス
 感染例はこの時点で累計20件

●2020.3.19

19日の23時59分より,全ての人に対して
NZに向かう航空機への搭乗を禁止する

この措置はニュージーランドへのトラン
ジットも対象となる

本措置はNZ人は対象外であり、NZ人
のパートナー,法的後見人,扶養子女も
対象外となる

☆☆☆

この時点で2020.3.20出発のフライトを
予定していた僕らが相当に焦った事は
いうまでもありません ( ̄▽ ̄;)

☆☆☆

ロックダウンは非常事態宣言

●2020.3.21

新型コロナウイルスに関しての4段階の
警戒システム(COVID-19 Alert System)
のレベル2(4段階の下から2番目)を
発表

コミュニティ感染のリスクが高まってる
状態であると呼びかけました

持病で免疫力が落ちてる70代以上の方は
自宅に留まるよう

陽性が発生した場合を除き、学校は閉鎖
しない、スーパー等は営業を続ける、又
企業等において、働き方を検討する様に
発言がありました

●2020.3.23

アーデーンNZ首相は記者会見を行って
新型コロナウイルスの警戒システムでの
レベル3 への即座の引き上げ

並びに48時間後にレベル4 に引き上げる
予定と発表しました

レベル3,4共に国内移動に制約がかかり
ますが,どのレベルでもスーパーや薬局
などの重要サービスは営業を続けます

●2020.3.25

25日にNZ政府は国家非常事態を宣言!

又,本日23時59分より,新型コロナ
ウイルスに関する警戒システムを最高の
レベル4 とします

国家非常事態宣言により各種行動制限や
物資の補給活動等について,関係当局の
権限が強化されるます

ニュージーランドがロックダウン(レベル4)宣言

●2020.3.26

ニュージーランド政府より 26日午前2時
をもって一般外国人のNZでのいかなる
国際線のトランジットも禁止すると通知

又NZ政府はパスポート及び最終目的地
まで有効な国際便航空券を所持してる者
に限り国際空港へ行くよう要請

NZから出国出来なくなっているビザの
所持者(Holders of a work, student, or
visitor visa)で

2020年4月1日迄に所有ビザの有効期限が
切れる場合はオンラインで新たなビザを
申請する必要があります

●2020.3.28

3月28日以降国際線接続のための国内線
搭乗はできないと外務貿易省から説明

●2020.4.27

NZ政府は新型コロナウイルスに関する
4段階の警戒システム(COVID-19 Alert
System)のレベルを4月27日23時59分を
もって「レベル3」へ引き下げると発表

★今ここです!!(「レベル3」)

アラートがレベル3に下がる

という事で・・・

ニュージーランドのコロナ対策の概要の
推移を時系列で紹介してみました!

僕は今ニュージーランドへ戻った人達が
強制隔離されてるホテルで過ごしてる為

一日のほとんどをテレビやネットを見て
過ごしてるのですが ( ̄_ ̄lll)

※執筆時です(今は戻って来ました)

そんな中で米国のCNN や FOXニュース
英国の BBCニュースなどなど

各国のメディア等でニュージーランドの
コロナ対策が随分評価されている報道を
散見しますし

ツイッターやフェイスブック等 SNSでも
ニュージーランド在住の日本人の方々が

NZに居住している事に喜びを感じたり
現政権に満足してる旨の書き込みを凄く
よくみました

米国や英国の各種メディアやSNS

ただ・・・
僕の個人的な主観で書かせていただくと

確かに、色々と評価できる対策や対応が
あるなぁって思う反面で

人口規模、経済規模、周辺諸国との関係
地政学リスク、サービス産業の成熟度等

単に各国民の文化や習慣の違いという事
だけではなく、様々な状況が違っている
各国においては

その指導者の成果を比較するというのは
なかなか無理があって

よく言われる様に、ジャシンダNZ首相と
日本の安倍首相に大きな指導力の違いや
人間性の資質の差?など

その “優劣の差” みたいなモノは・・・
僕自身は余り感じれないんですよね 笑

まぁ数字で比較される色んな事実などは
確実に有ると思うし

政府の対策に伴なう評価や批判の他に?
国民に語り掛ける表現力や姿勢なんかも
差!として感じる人は多いと思いますが

今回のコロナウイルスの対策や対応って
指導者の違いを比較するのではなくって

もっと科学的な根拠や事例を参考にする
というのが良いのになぁー

なんて昨今の報道やSNS を見て個人的に
思った次第です ( ̄▽ ̄)。o0○

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ニュージーランドのコロナ対策と強制隔離

緊急事態宣言(日本)とロックダウン(NZ)の合間をぬった渡航

では、ニュージーランドのロックダウン
のさなかに戻って来てしてしまった事で

ホテルに強制隔離をされる羽目になった
僕自身が実際体験した隔離生活について
紹介をしておこうと思います 笑

その前に・・・

そもそもなんで僕自身が強制隔離生活を
おくる羽目になったかという理由ですが

今回 3月中旬という、ややこしい時期に
日本に一時帰国した挙句

1ケ月半日本に滞在し、4/末にNZに戻って
きてしまったので

その頃、既にアラートのレベル4 を宣言
していたニュージーランドでは

NZ国民並びに永住権保持者も14日間の
強制隔離が義務付けられてましたので

ニュージーランドのコロナ対策の政策上
止む無しという感じでした
(T▽T)

ニュージーランドのコロナ対策

しかも大変だったのは隔離だけではなく
実は今回の一時帰国そのものでして

NZ→日本、日本→NZ、本当に綱渡りの
渡航となりました 大汗

ニュージーランド出国時点でNZ航空は
全便の90%を減便、日本便は完全に運休
と決定しましたし

当初チケットを持ってた中国南方航空は
運休しカンタス航空やジェットスターも
運休を決定

シンガポール航空が一応飛んでたものの
便のキャンセルが多数・・・

実際僕らもオークランド→シンガポール
→関空という予定で飛行機に乗る予定で
すでにチェックイン寸前だったのですが

あろうことか?!並んでいるその最中に
シンガポール→関空の便が運休となって

何と僕らは搭乗できない旨言い渡されて
しまったんです  (@_@;)

※途中からの便が飛ばない理由で

コロナで誰もいない空港

この様な状況の中、更にシンガポールが
トランジットを含む全旅行者に14日間の
強制隔離をする事を発表したりなど・・

いよいよその渡航手段も航空券の取得も
行き詰ってしまった中

ホントどうしようか?とオークランドの
国際空港内で途方に暮れていたんですが

なんと!!

奇跡的に空港職員に当日深夜の航空便に
二人分を潜り込ませて貰えて

翌日23:59から14日間隔離の対応を取る
シンガポールにギリギリ20時過ぎに到着
※4時間前でセーフ 笑

そのまま日本に飛び立つという離れ業で
帰って来ました! (≧▽≦)

一時、気持ち的には日本行きを諦めてた
部分もあったので

今回の渡航は本当にラッキーの賜物だと
思わざるを得ませんでした

※まぁ、この時期に日本に帰れたのが
 本当にラッキーなのかどうなのかは
 微妙でしょうけどね 笑

強制隔離、直前のシンガポール航空

まぁ行きはそんな無茶苦茶行程でしたが
帰りはもっと厳して 汗

そもそも日本からNZに飛ぶ便がほぼ無い
という事態に・・・

日本の滞在日程がまだ残っている中でも
各航空会社のフライトのスケジュールが
どんどんキャンセルされていく中で

最終的にはカタール航空でドーハ経由か
エアNZと諸々の航空会社の共同運航便の
シドニー経由しか残って無く

シドニー経由がその時点でチケット代が
異常に高騰してて

※エコノミーで片道70万円以上 爆

いよいよこれは自身初の中東入りカモ?
と、フライト時間合計50時間以上を覚悟
していたのですが

ある時期全日空とNZ航空の共同運航便が
ガクッと下がった時期が有り

経由地であるAUS に特別な許可申請もし
何とかNZに戻って参りました ♪(≧▽≦)

ということで!!

おまたせしました、ここからが強制隔離
ホテルでの生活の紹介の始まりです・・

ホテルでの強制隔離の生活

コロナ対策に依る強制隔離生活

まず飛行機を降りた瞬間から警察に護衛
されてイミグレやラッゲージカウンター
税関などを通りました

※言うまでも無くこんな事は初めて

但し、緊迫した雰囲気なのかというと?
マスクをしてない警官、談笑してる警官

そもそもロックダウン中の、海外からの
玄関口にしては人数が余りに少なすぎて

これが厳戒態勢でのニュージーランドの
精一杯の体制なんだろうなー

っとちょっとこの国の現実を見た感じが
致しました 笑

ニュージーランドの警察が常に帯同

但しいつもの出国出口を出た空港内部は
電気はほぼ消灯、お店が閉店されてたり

椅子や様々な施設などが立ち入り禁止の
黄色いテープで囲まれてるなどなど

物々しい雰囲気の方が警官や空港職員を
見るよりレベル4 を意識させられました

とにかく空港を出る所迄の流れとしては
いつもと同様なのですが

空港を出てからは一列に並んでそのまま
専用のバスに押し込められます

ここで僕が疑問に思ったのはシドニーで
トランジットした時オーストラリアでは

飛行機に乗ってる時に既に住所、氏名や
隔離後の帰宅手段など様々な個人情報を
用紙に記入する様にいわれ

少なくとも「オーストラリア、ちゃんと
管理してるなぁ~」と思わせました 笑

コロナでがらがらの機内

ところがニュージーランドの場合、何も
聞かれず何も書かず、単に空港から出た
その順番のままバスで送迎・・・

これって住所が何処だとか家族構成とか
何もコントロールしてなくって、適当に
放り込んでるだけ??と少し不安に。。

ともかくバスは空港を出ていつも知った
20号線からMortorwayに乗り、16号線を
経て市内の中心に・・・

これは Sky City Hotel かな~?と安直に
考えてたのですが

結局、強制隔離先の指定ホテルは・・・
Grand Mercure Auckland でした!

(一応 CBD の五つ星ホテルです)

ホテル到着後ここで初めて検温されたり
氏名、住所、連絡先等を聞かれました

そして、Ministry of Health(保健省?)の
人間が誰かは常駐するという事

並びに警察、陸軍&海軍など軍関係者も
出入りが有ることなどを聞き

ここでやっとそれなりの緊張感というか
隔離されるんだが出てきました

強制隔離先のグランドメルキュールホテル

色々と取り調べ?が有ったのは最初の日
だけで(当然なんですが)、翌日からは
特に何がどうという事は無く

要はこれから14日間部屋に缶詰め状態で
過ごせば良い!という事になりました

基本、部屋に缶詰めなので、するコトは
何もなくて・・・

寝る、食事、テレビ、インターネットが
繰り返されるというイメージです

※部屋にはWifi が有りました

これに加えて一日一回運動時間(歩く)
時間が設けられてて

この時だけが唯一自分たちの部屋からも
ホテルからも外出が出来ます

後はタバコを吸う人はホテルの玄関前に
喫煙スペースが設けられていましたが

苦情が来てしまい途中からはホテル内の
一部のフロアーがあてがわれてました

隔離中の食事は朝食が一番! 

【食事】

食事は毎日電話があり 3食分くらい先の
メニューを選んで伝え

選択肢は毎回一応 3つあるんですが常に
一つはベジタリアンメニュー

※食事の感想は・・・
 平均的にマズかった・・・です 泣
 (朝食が一番マシ、手が込むとダメ)

まぁ実際 1週間の中では、何回かは同じ
メニューだったりもしましたが

週に数回だけ「明日はスペシャルだよ」
という日が有りまして、滞在中は、ピザ
バーガー、フライドチキンを頂けました

本来のホテル内のレストランだともっと
美味しい料理だったと思うんですが

受け渡しは人と接触しないようにいつも
部屋のドアの前に紙袋に入れて置かれて
ましたし

外注してたのか?自製なのかは定かでは
ありません

まぁ・・酸っぱすぎるPad Thaiだったり
塩辛すぎるビーフストロガノフだったり

個人的に食事に関しては辛い日々を送り
ましたが、こればっかりはしょうがない
ですよね ┐(  ̄ー ̄)┌

強制隔離中のホテルの食事メニュー

【運動】

運動の時間に関しては最初の頃ルールが
毎回変わるのでとても大変でした

というのも申し込み方法や歩く時間の他
歩くコースや1グループの人数など

僕らがニュージーランドのコロナ対策で
ホテル隔離対象者の初期だったからかも
知れないのですが?

最初の日、50人弱程度で歩きに行ったら
いきなり住人から警察に通報されて

いやいや!こっちには警察も軍関係者も
居るのに~みたいな事が有ったり 笑

この運動に関しては、本当後半になって
ようやく色々が管理されて

人数も制限され歩くコースも一般の人が
入れない隔離された場所を歩くって事に
落ち着きました

※セキュリティー会社の人間も大量に
 雇ったみたいで後半逆に余ってたり
 (経費の無駄遣い? 爆)

隔離中の運動時間

まぁこの 2週間を振り返ってみますと?
滞在先は確かに5つ星ホテルで

宿泊代、食事代の他にも自分達の衣服の
クリーニング代、全てが無料(国持ち)
なので有難いのですが

ニュージーランドのコロナ対策っていう
観点で冷静に見た時に

やはり色々管理面での穴と言いますか?
適当さというのが、個人的には少し気に
なりました

グループウォーキングのお話しは上でも
述べましたが

他にも例えば「2日に1度は検温します」
と通達が有ったのですが

実際は最初の日に検温したきりで、次は
5日後に検温という有様 ( ̄_ ̄lll)

他にも細々としたコトを挙げれば幾つか
有るのですが

首相の発言や政府の声明を実務レベルで
見た場合や、その管理能力という点では
色々見劣りする部分を垣間見たかな?と

まぁ今回のコロナ対策という事で確かに
ニュージーランドは高い評価を得ている
のは事実ですが

表面的に見えやすい政治的な側面だけが
今回の功績の主な原因なのかな~?とは
個人的には疑問に思う次第でありまして

中々難しいことだとは思うんですが・・

今後、各国が協力して上手く行った事を
シェアし合いながら

出来るだけ早くみなが安心して暮らせる
世の中になることを願っています☆