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ニュージーランドの最低賃金・・・
最近でこそ本当その金額が上がって来た
最低賃金なんですが
歴史をひも解きますと、実は安い時代も
あった訳でして・・・
僕がニュージーランドに来た当初のころ
なんて最低賃金$8.5でしたからね
税金を引かれると、何と$6台(T▽T)
それが今や$15の後半ですからね?!
日本から出稼ぎに来てる~と言われても
いい過ぎじゃないくらいの給料です
(本当、歴史を感じますよ~ 笑)
まぁこの最低賃金というものは、言えば
雇用条件の中の一つに過ぎなくて
ニュージーランドの雇用条件に関しては
その条件や契約の事も含めまして色々と
お話ししたいことは有るのですが
今回まずはともかくニュージーランドの
最低賃金の歴史をご紹介して行きます♪
※ニュージーランドの雇用契約や
雇用条件に関しては別の記事で
またご紹介しますね
●ニュージーランドの最低賃金の歴史
では早速ニュージーランドの最低賃金の
歴史について・・・
あっ、その前に!
とりあえず今の最低賃金が幾らだっけ?
と確認したい人のために政府が用意して
くれてるサイトが有ります
あなたがこの記事をいつの時点で読んで
いたとしても
最新の最低賃金を知りたい場合にスグに
わかりますので御確認ください
今の最低賃金を知る
Current minimum wage rates
→ https://www.employment.govt.nz/hours-and-wages/pay/minimum-wage/minimum-wage-rates/
ではニュージーランドの最低賃金の歴史
のほうに行ってみたいと思います
※新人労働者 (starting-out worker)
見習い (trainee) を除く16歳以上
の従業員が全員これに該当します
注1:新人労働者とは
16歳か17歳の従業員で、現在の雇用主
から6カ月以上雇用を継続してない人
18歳か19歳の従業員で、6ヶ月以上
特定の社会保障給付金を受給してる人
注2:見習いとは
年齢が20歳以上で、自らの雇用契約に
関連した職業で、有資格者となるため
雇用契約上年間最低60単位の職業訓練
の履修が義務付けられている人
法改正年月 最低賃金
March 1997 $7.00
March 2000 $7.55
March 2001 $7.70
March 2002 $8.00
March 2003 $8.50
April 2004 $9.00
March 2005 $9.50
March 2006 $10.25
April 2007 $11.25
April 2008 $12.00
April 2009 $12.50
April 2010 $12.75
April 2011 $13.00
April 2012 $13.50
April 2013 $13.75
April 2014 $14.25
April 2015 $14.75
April 2016 $15.25
April 2017 $15.75
いかがでしょうか?ニュージーランドの
最低賃金の歴史・・・
とは言いましても、ここ20年間ほどの
まだ浅い歴史なのですが
実際1997年当初からは2倍以上の賃金に
なっていますよね?
だからと言って、物価が倍になってるか
といいますと全くそんなことは無いので
視点を変えて、特に中小企業や小規模の
お店の経営者の立場からしますと
ここまでの最低賃金の上昇っぷりは相当
事業を圧迫している現状も有ります
と言うことで最低賃金と雇用の関わりに
ついても次でお話ししておきますね
●ニュージーランドの最低賃金と雇用の関わり合い
ここまでニュージーランドの最低賃金の
歴史について紹介してきましたが
まず、そもそもニュージーランドに来る
までの間(つまり日本にいる間)
今迄に働いたことがある方は、例えその
就業の形態がバイトでも正社員でも
最低賃金の金額というのを気にしたこと
なんて有りましたでしょうか?
もっといえば最低賃金なんて言葉自体を
ご存知でしたしょうか?
僕の場合で言いますと、日本にいた頃は
気にしたことも無ければ正直その言葉も
全く知りませんでした 笑 (//∇//)
だって会社員の時の給料やボーナス等は
初任給や、賞与は何か月という形で明示
されてましたし
(賞与や昇給はその都度変わりますが)
学生のアルバイトの時だって、見る箇所
としては仕事内容と給料ぐらいであって
その背景に「最低賃金が幾らなのか?」
みたいな事が有ったなんて知識も関心も
無かったのが正直な所です
結局大事なことは実際に手に出来る金額
だと思うので
もし最低賃金なんてものの存在を知って
いたとしても
雇用主は一応それを守ってるんでしょ?
みたいな考え方をしてたでしょうし
実際に日本では特にそれでも問題無いと
思うんですよね~ ( ̄▽ ̄)。o0○
ところが!
では何故ニュージーランドに来たら急に
みんなが最低賃金のことを話題にしたり
するのでしょうか?
僕の考える理由としましては
★ニュージーランドに渡航して来る
学生やワーキングホリデーの方が
英語力が足りてないことを理由に
日本食レストランなどの、日系の
会社やお店で働くことが圧倒的で
そんな彼らは現実には最低賃金で
働くケースがほとんどだから
なので最低賃金が上がれば彼らの
給料も自動的に連動して上がる為
最低賃金の話題はイコール給料と
直結している
★一つ目の理由と少し、被る部分は
あるんですが
日本からの渡航してくる人たちの
語学力やスキルも含めたトータル
での能力が、一定のラインまでは
届かないケースが多く
それに対する雇用の機会のほうが
かなり少ない現状では
売り手市場と言いますか、雇用主
の方に有利に雇用条件を決めれる
環境が有るケースが多いです
つまり、給与は最低賃金となって
そのまま連動していきます
★雇用主側の視点で考えてみた場合
いわゆる人件費が法律に基づいて
昨今特に高騰してる傾向にあって
賃金もそうなんですがさまざまな
雇用にかかわる手当や休暇の付与
年金の肩代わりなどを受けまして
人の雇用がビジネスを圧迫してる
ケースが急激に増加しています
この状況が一定の職種に於いては
そもそも当初の給与を最低賃金に
設定せざるを得ない状況を作って
いると考えられます
このケースでも給与が最低賃金に
連動して行きます
★就労ビザや永住ビザが欲しい人を
雇ってるようなケースの場合
雇用主がビザのジョブオファーを
出す事と引き換えに、最低賃金で
雇用契約を結ぶことがありました
この場合も給与が最低賃金に連動
いたします
※
2017年、ワークビザと永住ビザ
の法律が変わりましたので
この2つに関しての雇用条件は
2017年以降上記に該当しません
※
色々書いてきましたが結局の所、学生や
ワーキングホリデーの方でも、そうでは
なくっても
働き始めの頃が最低賃金である事が多い
のが現実なので
ニュージーランドで働く場合の給料は?
=(イコール)最低賃金!みたいな図式
が一般的になってきますと・・・
そりゃ、日本にいた時より気になるのも
当然ですよね♪
まぁそれぐらい、最低賃金で働くケース
っていうのが実際多い訳ですが
これは日本人に限った話しでは無くって
移住してくる非・英語スピーカー全てに
言える話しですが
英語圏じゃない国から来てても語学力は
ネイティブ並みに優れていて
その上専門分野に関しては知識も技術も
経験も豊富♪
こんな人・・・
普通はなかなか居ないですよね? 笑
(ゼロでは無いとは思いますが)
ただここは視点を切り替えて考えてみて
欲しいのですが
すっごくタイムリーなニュースで、実は
先日、2018年4月の時点で又最低賃金が
$16.5に上がると報道されてました・・
これ、今のレートですら時給1320円
ほどの計算になりますが、ここから円安
になるにつれてもっと上がって行きます
※参考
2017年度の兵庫県の最低賃金:844円
更にニュースでは2021年までに$20
と言ってますが、こうなって来ますと?
為替によっては・・・時給二千円!!
最低賃金という中の「最低」のワードが
イメージを悪くしてますが、この金額が
最低でも貰えるというこの状況・・・
あなたがニュージーランドで働くことを
考えているのなら?決して悪い数字じゃ
無いと思うんですけどね♪
というか僕は羨ましぃ~(≧▽≦)☆