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ニュージーランドに一度でも来られた事
のある方ならご存知だと思いますが
お土産屋さんでも地元の人の装飾品でも
博物館や美術館などでも
意外に?よく目にするモノの中の一つに
グリーンストーンがあります
僕は旅行でたま~に中国にも行きますが
あの国でも非常に良く見かけました!
※ニュージーランドの濃い緑色と違い
中国ではもっと薄い緑色と白色とが
混在した様なモノが多かったですが
実際、グリーンストーンの原産国として
有名なのは、ニュージーランド以外でも
中国、米国、カナダ、ロシアなど各地に
広がっているようです
そんなグリーンストーンは、当然ながら
お土産や贈り物として
ネックレスやピアス等のアクセサリーと
して広く普及しています
但し!
これは国に依ってデザイン(形)が実際
違っているんですよね
少なくとも、ニュージーランドで今現在
広く出回っているデザイン(形)と
中国で見掛けたモノとはぜんぜん違って
います 笑
これはグリーンストーンの歴史というか
由来がニュージーランドの場合
先住民のマオリの人々が「ポウナム」と
呼んでた神聖な石を、元々道具や武器の
一部として使用していたんですが
時代の変化と共に愛する人々への贈り物
というアクセサリーとして普及し始めた
経緯がある為で
実際、ニュージーランドのお土産屋さん
などで見掛けるグリーンストーンの形は
幾つかの特徴的なデザインに代表される
って思うんですよね ( ̄▽ ̄)。o0○
そこで!
今回皆さんが自分で身に付けるにしても
お土産や贈り物用で購入されるにしても
そのデザイン(形)の意味をある程度は
理解しておく事が、より一層愛着が湧く
と思いますので
それぞれのデザインに込められた意味を
ご紹介して行こうと思います!
※スグに意味が知りたいって場合は
1章は飛ばして第2章へGo!
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良かったら参考になさって下さいね
ニュージーランドのグリーンストーンのデザイン(形)の意味
グリーンストーンの意味は?
ここで!まず最初に大きな誤解を解いて
おきたいと思います
何かというと、ニュージーランドに来て
このグリーンストーンを探してますと?
ある場所では・・・
あぁジェイドの事ね、と言うしあるお店では・・・
ネフライトの事だよね、と言うしある人は・・・
翡翠(ヒスイ)の事? と言うし僕のような、余り装飾品には詳しくない
人間からしますと
何なの?この呼称の違いは ( ̄▽ ̄;)
という話しになります 笑
なので、ココでは一応簡単にだけ解説を
しておきますが
日本語では一般的に翡翠(ヒスイ)って
呼んでいるこの石というか鉱物
実は学術的に大きく2つに分かれまして
一つがネフライト(軟玉)、もう一つが
ジェダイト(硬玉)と言います
で、ニュージーランドで採掘出来るのは
実はこのネフライトの方でして
これを、マオリは昔からポウナムと呼び
地質学者は学術名のネフライトと呼び
そしてイギリスを含むヨーロッパからの
移住者は石の色からグリーンストーンと
簡単に呼んでる訳で・・・
翡翠(ヒスイ)やジェイドっていうのは
まぁ総称みたいなものなので
どれで呼んでも合っている(呼称違い)
というのが真実なのです
まぁ知っててどう、という程のうんちく
では無いのですが ( ̄_ ̄lll)
頭の隅にでも覚えておいて貰えれば・・
幸いでございます 笑
グリーンストーンのデザイン(形)の意味
ニュージーランドのグリーンストーンは
アクセサリーでもネックレス、ピアスや
指輪、ブローチ・・・
中でも特にネックレスとして作成される
ことが多いのですが
お土産にしろ贈り物にせよ意味を判って
購入する方がより愛着も湧きますし
グリーンストーンを贈る相手を想定する
ことにも繋がりますよね
では!
ここからは、ニュージーランドにおける
グリーンストーンのデザイン・形の意味
をご紹介していきます
★コル(Koru)
グリーンストーンのアクセサリーの中で
特に良く見かけるベーシックなデザイン
ニュージーランドの国内で良く見かける
シルバーファーンの新芽(コル)がその
デザインの元となってます
意味としましては中心部に戻ろうとする
コルが持つ再生の習性から
新たな人生の始まりや成長を象徴とする
形となっています
★フィッシュ・フック(Fish Hook)
釣り針、を意味するフィッシュ・フック
マオリの人々にとって、生活の糧となる
漁業の大切さをシンボルとすることから
このデザインが生まれました
意味としては、海の神、タンガロアとの
強い絆を示し
強さや幸運、そして、特に水上での旅の
安全を意味します
★ツイスト(Twist)
愛情や友情といった二人の絆を示します
永遠に切れることの無い繋がりを表して
例え一度は離れてしまっても、また再び
引き合わせてくれるコトを意味します
ツイストの形は切れ目が無い、終わりが
無いということから、切れない縁を象徴
しています
★ホエイル・テイル(Whale Tale)
クジラの尾ひれはその昔、マオリの人々
にとって
生活に欠かせない海を表す為、海上での
安全や温情を意味します
コレを身に付けることで行動力が上がり
船旅などの、海上での安全が守られると
伝えられています
★トキ(Toki)
トキの本来の形は、戦いの際にマオリの
長により使われていた斧の矛先に付いて
いたモノだそうです
その背景から、強さや知性、勇気、権威
などを意味しており
所有者に力をあたえると言われています
※同じくそういったバックグラウンドが
ある為男性が身に付けるアクセサリー
に多いようです
★マナイア(Manaia)
マナイアのデザインは鳥の頭(空)人間
の身体(大地)魚の尾(海)が組み合わ
さった生き物とされています
種族の守護者でありながら空、大地、海
といった自然との調和を意味します
また、悪から身を守ると考えられていて
魔除けにもされています
★ヘイ・ティキ(Hei-Tiki)
ヘイ・ティキとはマオリ語で首回りの人
という意味で
ティキはマオリの神話内であがめられる
存在で、新しい生命のシンボルとされて
います
安産や繁栄、幸運をもたらすということ
から昔は安産を祈る夫から妻への贈り物
とされていました
グリーンストーンのお土産は何処で買う?
最後に参考までに、ニュージーランドで
実際グリーンストーンのお土産を何処で
買うのか?
という事で購入の為の候補のショップを
幾つかご紹介しておきますね
Mountain Jade
1986年に設立のグリーンストーンの専門
販売店です
オークランドを拠点に支店がロトルアや
ホキティカにも有り
無料のワークショップツアーが開催され
実際にアーティストの作業工程を見学が
出来ます
場所:
International Terminal
located after security
Auckland Airport.
+64-9-358-5533 WEB:
https://www.mountainjade.co.nz/
Kiwiana NZ Souvenirs & Gifts
いわゆる定番のKiwiana(キウイアナ)の
ギフトショップ(お土産屋さん)
Queen St(クイーンストリート)沿いに
有るので立地的には申し分無し
紹介している他のショップ程、品揃えは
豊富では有りませんが
手軽にグリーストーンのネックレス等を
購入するにはおすすめです
住所:
165 Queen Street, Auckland CBD
Auckland
+64-9-377-3137 WEB:
https://www.yelp.co.nz/biz/kiwiana-souvenirs-and-gifts-auckland
Kura Gallery
オークランドとウエリントンに店がある
ギャラリー兼ギフトショップ
グリーンストーンを始めとするマオリの
伝統的な工芸品から
モダンでユニークな最新インテリア商品
まで幅広く取り扱っています
住所:
95A Customs Street West
(Viaduct Basin ? behind Portofino)
Auckland
+64-9-302-1151 WEB:
WWW.kuragallery.co.nz
という事で、今回はニュージーランドの
グリーンストーンのデザイン・形の意味
についてのご紹介でしたが
実は、このグリーンストーン!!
他の国ではどうなのかは不明なのですが
マオリの人々の間では、自分の為に購入
するモノでは無くて
愛する恋人や家族、友人などに贈る事で
その効力が発揮される・・・
と伝えられています ( ̄▽ ̄)
但し、今現在ではかなりお土産としての
地位を築いてるグリーンストーンなので
自分用として購入をされる人も結構沢山
いらっしゃるかと思います
僕、個人としましても、デザイン的にも
深い緑色の色合い的にも
自分のお土産として買うのは全然アリ!
って思う訳なんですが 笑
その効力に些細な不安も覚えたくない!
な~んて人は
一応、上記のお話しも頭の隅の方にでも
置いておいて下さいね★